相模川流域下水道 左岸処理場 第二放流渠逆流防止対策工事

 詳細

物件名、又は現場住所、 又は工事名 相模川流域下水道 左岸処理場 第二放流渠逆流防止対策工事
場所 相模川流域下水道 左岸処理場 茅ヶ崎市柳島地内
発注者 神奈川県流域下水道整備事務所
点数 87点
工事詳細 工事の目的:当該工事は茅ヶ崎市柳島地内で運営している下水処理施設(左岸処理場)内において、相模湾へ処理水を放流するための放流渠に逆流防止装置(カウンターウェイト式フラップゲート)
を設置することで、万が一地震による津波が発生して海水が逆流した場合でも水処理施設の溢水を未然に防ぐための工事でした。

既設放流渠撤去工事におきましては、大型ブレーカーは直接使用せず、他の処理施設に振動等悪影響を与えぬよう『コアドリリング工法』『ウォールソーイング工法』『ワイヤーソーイング工法』を駆使して細心の注意を払い解体し、RC構造物の躯体築造におきましては、真冬の生コンクリート打設ではありましたが、入念な打設計画とゆとりある養生管理を実現しました。大型フラップゲートのバランスウェイト部の材質にもこだわり、企業努力としてステンレスより更に塩害に強い『SUS316』を工場加工して採用することでより品質の高い商品を提供できました。

第二放流渠逆流防止対策工 1.0式
ゲート設置工 N=1.0基
既製杭工(φ600㎜×41.0m) N=6.0本
仮設水路工 1.0式
担当者の一言 当該工事は神奈川県発注の『総合評価方式』という入札により受注した工事でした。
現場は処理施設を稼働しながら施工するため、処理水の放流を阻害しないよう下水道公社と綿密な工程協議を繰返し、約1年かけて完成に至りました。
真冬の北風に煽られ、凍えながら作業していてた記憶がよみがえります…
現場で発生した課題や問題点には、発注者の迅速な対応と決断により、遅延なく円滑な工事運営をさせていただきました。
当該工事に携わっていただいた発注者監督員には高評価をいただき、また、協力業者の皆様には無事故無災害で工事を完成していただいたことを心より感謝申し上げます。
表彰内容 神奈川県県土整備局優良工事等局長表彰


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